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オタク備忘録

VBB~ヴァン!バン!バーン!~

8月23日、赤坂ACTシアターにて劇団☆新感線RX、「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~」を観てまいりました。タイトルめっちゃ長い。

www.v-b-b.jp

6月ぶりの赤坂ACTシアター!この地にくるとコインロッカーの余韻がやってきてしまいますね。

どうでもいいんですけど一ヶ月更新してませんでした。本当だったら7月末に西田シャトナーさんの「ソラオの世界」を見に行く予定だったんですがあいにく体調を崩して行くことができませんでした……めちゃくちゃ見たかったので思い出すだけで胃がねじ切れそうです。

 

さて、神山くんが出演するということ、また以前から興味のあった劇団☆新感線さんの公演ということでとても楽しみでもあり、反面クドカン脚本の脚本が合わなかったらどうしよう……と不安でもあったVBB。宮藤官九郎さんの脚本とか監督した作品って独特の色が濃すぎて理解できないときがあったりするので。

結果はもう本当に杞憂。

とっても楽しませていただきました!

あらすじで重々承知していましたが奇想天外な話で「考えたほうが負け」だとつきつけられるようでした。音楽の勢いにも飲まれてしまう。耳がとくにいいというわけではないけどACTシアターの音響すきです。

 

神山くん演じる蛍太郎は物語の序章的部分、かぐや姫のくだりの登場が中心で、ずっと和服。

和服好きなんですよね……神山くんよく似合うよね。可愛かったです。

和服でガシガシ踊る様がかっこよかったのと、複数のダンサーさんに囲まれてもひと目でわかるくらい自分の踊りをしているところがよかったなあ、と思います。それが舞台においてどうだという話は一回置いておく。キャラ的に目立って然るべきですから。

かぐや姫にそれを揶揄されるところとか、ファンとしては「おいしい!」の一言でした。

 

一幕終盤~二幕序盤くらいが個人的にはもうちょっと削れたんじゃないか、というくどさだったのですが、それもまた味だとは思っています。

 

中村倫也さんと篠井英介さんの役柄と演技がとってもすきで……中盤からはずっとふたりを目で追っていました。篠井さんはもともとドラマや映画でお見かけするたび素敵だと思っていたので、生で拝見出来てとても嬉しかったです。

 

主人公がヴィジュアル系バンドのボーカルということで歌声がたくさん聴くことができた生田斗真さん、小池栄子さん。

生田さんはなにしろ顔が……綺麗で……。コミカルでテンポの良いギャグシーンも、滑らかなダンスシーンも、シリアスなシーンもさすがとしか言えませんでした。TOSHIROの美しさと滑稽さのバランスがすごかった。TOSHIROのナルシスト感が全く嫌味じゃないのは生田さんの美しさあってこそだなと……。

 小池さんは愛らしい女性の役どころだったので、これまでテレビで見て、聞いてきた声と全く違う印象の、とても可愛らしい声を使われていて驚きました。喋 るたびふわふわ飛んでいってしまいそうな可愛さ。かぐや姫のいたずらなこどもっぽい笑顔も、アリスの凛々しい表情もと~~~っても素敵でした!

 

役者さんの芝居もさることながら、舞台美術や演出にも世界観に引き込む要素がたくさん含まれていて感動しました。モニターを使った演出はこれまで2.5次元系の作品でたくさん見てきましたが、ここまで場面・情景把握に上手く利用されているのを見たのが初めてで、新鮮でした。現代↔平安の切り替えがモニターを利用することによってよりわかりやすく、後半怒涛の勢いで切り替わるところも難なく見ることができました。

 

最後のシーンはちょっと歌舞伎っぽいと思ったり。劇団☆新感線の主宰であり今作の演出のいのうえひでのりさんは歌舞伎の演出もされてますので、勘違いじゃないとは思うんですけれど、どうなんでしょう。

 

とても楽しい舞台でした!

ロングラン公演ですが千秋楽まで怪我なくみなさんが走り抜けられることを祈っております!

 

ところで阿弖流為を見逃したことを死ぬほど後悔しました。

はやくDVDになってくれ~~~!